歴史と伝統とロマンを感じる栃木がデートにおすすめ

  •  日が沈んだ後の万灯会・灯篭流しというのは、夏の暑さが幾分か和らぐので、私たちにとってありがたい行事です。 故人を偲ぶ行事なのですが、ぼんやりと光る灯は独特の美しさを保っているので、交際クラブ・デートクラブ会員様のデートにもぴったりです。 今回は、栃木で行われる鎮魂の恒例行事について紹介していきますので、是非参考にしてみてくださいね。
  • ■【真岡市】真岡の灯ろう流し

     毎年の恒例行事の「真岡の灯ろう流し」は、会場内の木々にレッドやグリーンのライトアップが行われ、さらに千本灯明とかがり火が灯ります。
     そして、約3500個の灯籠が川面に浮かぶその姿は、まさに宝石をちりばめたような美しい眺めながらも、派手すぎない幻想的な光景です。
     なので、会場内にいる人達は、どこか夢を見ているかのような気持ちになってしまうかもしれません。
     流し灯ろうは見るだけではなくて当日会場で購入することもできますし、事前に真岡商工会議所や、観光物産館などで購入しておくことも出来ます。
     ですので、恒例行事を見に来たお客さんとしてだけではなくて、願いを込めて灯篭を流すという、当事者としても参加することが可能です。


     灯篭流しだけではなくて、近くのステージでは納涼コンサートが開催されて、その場にふさわしい、どこか懐かしさを感じるような演奏が行われます。
     他にも「おもてなし広場」という、地元の飲食店などが出店するイベントも行われていますので、飲食しながら行事を満喫することができます。


    ■【足利市】足利の渡良瀬川で灯ろう流し

     お盆の時期になると、永楽町の渡良瀬川左岸で「灯ろう流し」が行われます。
     日没頃になると、足利市の17の寺院(足利仏教和合会)が合同で、会場内に設けられた祭壇でお経を読み上げて「万灯会(まんとうえ)」の開催です。
     川面にゆらゆらと揺れる灯篭の数は約2000個で、その始まりは1950年からですが、2011年の東日本大震災などの被災者の皆さんに対しての追悼も、あわせて行なっているということですね。


     渡良瀬川はそれほどゆったりと流れてはいないのか、灯篭はこちらが想定しているよりも流れるスピードが速いので、びっくりしないように注意してください。
     それに、灯籠流しが行われるのは渡良瀬川の本流ではなく、支流の方で行われるそうなので、運が悪い年には水が一切流れないで川底を歩けるくらい何も無くなってしまいます。
     その年は、灯籠流しではなく、例えるのであれば「灯篭設置」という感じで、石が積み重なっている川底に灯篭が置かれ万灯会の供養を行ったそうです。
     これもなかなか幻想的で綺麗だったそうなのですが、やっぱり灯篭流しですから、川面に浮かんでいるほうがいいと思います。 ですから、足利の渡良瀬川で灯ろう流しを見に行く際には、渡良瀬川がどうなっているのか、ということを調べてから出かけてくださいね。


    ■【栃木市】百八灯流し

     栃木市の巴波川で行われる百八灯流しは、栃木市の無形民俗文化財に指定されていて、明治初期の御大院の星覚全という修験者が、日光修験行事の「船禅頂」を参考にしてそれが現代に至っています。
     その目的は、巴波川の舟運の安全祈願と、108個ある煩悩を水に流す神事です。
     結構な音量の雅楽の演奏とともに、108本のろうそくを設置してある御神体が載せられた舟が、巴波川を灯篭と共にゆったりと進んで行きます。
     火が消えたろうそくは、安産のご利益があるとして、新築の家で餅が投げられるかのように、岸で見ている見物人に投げ渡されますよ。
     ですから、新婚のカップルや、そろそろ二人の今後の事を考えている恋人同士などは、百八灯流しでご利益をつかむために、栃木市へ旅行に行ってみるのもいいかもしれませんね。


     同日には百八灯流し以外にも「蔵の街サマーフェスタ」というイベントが行われて「蔵の街音頭」という蔵おどりや、よさこいなども披露されますし、スーパーカーパレードなどもありますから、いろいろ楽しむことができますよ。


    ■まとめ

     いかがだったでしょうか。
    栃木県はたくさんの伝統行事や文化遺産が今もなお息づいていますので、交際クラブ・デートクラブ会員様が、大切なパートナーを連れて訪れるのにおすすめのスポットとなっています。
    また、豊かな自然で育った名産品を使った料理はいずれも逸品ですので、栃木デートを計画してみてはいかがでしょうか。


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