不器用男の愛情表現法

ハロウィンのかぼちゃが目につく今日この頃。
かぼちゃが姿を消すと、次はいよいよ年末の大イベント、クリスマスがやって来ます。
クリスマスと言えば、サンタクロースが運んでくるプレゼント。
今回は、このプレゼントにちなんで、日本人男性の愛情表現について書いてみます。

まず、プレゼントというと、真っ先に思い浮かぶのが「誕生日プレゼント」
次いで「クリスマスプレゼント」

この2つは、子供だろうと大人だろうと、ワクワクしますよね。
その他、結婚している場合は「10年目のダイヤモンド」など、結婚記念日にプレゼントを用意するご夫婦も多いかと思います。

しかし、用意する意気込みはあるのだけれど、一体どうやって渡したらよいのだろうか?
実際に交際クラブ、デートクラブを利用している知人男性から相談を受けたことがあります。

そこで、海外生活経験がある筆者の独断と偏見ではありますが、今日は「日本人男性の愛情表現」を分析してみたいと思います。

日本人男性は、口下手?

元々日本人は・・・と言うよりも「日本語」の話になりますが・・・
日本語には「婉曲法」という表現法があります。
簡単に言えば「物事を遠回しに伝える」事です。
もっと簡単に言うと「ズバっと!」言わないと言う事です。

この「婉曲法」は、主に否定的な場合に用いられます。
お誘いを断る時などですね・・・

相手に嫌な思いをさせたり、傷つけないようにする、日本人ならではの気遣いであり、また優しさですが、欧米には、このような表現法などはありません。 これらはまさに日本の、そして日本語の特徴といえます。

しかし、本来なら日本人として誇りに思ってもよいこの「婉曲法」。
使い方を間違えると「言いたい事が言えない」という状況に陥ります。

それを痛感したのが、海外生活中でした。 遠回しに話すので、外国人からは「結局何が言いたいの?イエス?それともノー?」と聞かれます。

日本語と外国語の構成にも、明らかな違いがあります。
英語、フランス語などの諸外国語は、主語の次に動詞が置かれる事が多く、「?をする」という行動、つまり結論を真っ先に述べます。

一方、日本語は動詞が一番最後。
「今日は予定があるので行けません」
この「行けません」を言わなくても「今日は予定があるので・・・」で終わらす事も可能です。 「行けない」という否定的な言葉を出来るだけ最後にし、「予定がある」とワンクッション置いてから、全否定へ導くのです。

もしこれを外国で言うと「今日は予定があるので・・・」「で、なに?」と聞かれます。
予定があってもなくても、行けるか行けないかを問いているわけですから、その答えをきちんと表現しなければなりません。

つまり、日本人は性別に限らず口下手、と言うよりかは、日本語の特徴のせいで「自分の考え」などを「ズバリ言う」習慣がないのです。

日本人男性は、愛情表現が下手?

これに関しては、「婉曲法」を用いずに、ズバリ言わせてもらいますが・・・
「下手だと思います!」

と、ここで全国の日本人男性を敵に回したくはないので、フォローさせて下さい。
先ほども言いましたが、もともと日本人は、習慣的に自分を表現するということがありません。
それが、いいとか悪いとかの論議をするつもりはありませんが、あえて私がここで「下手」と断言したのには、ちゃんとした理由があります。
そこに、欧米人との違いがあるのです。

では、何が違うのか・・・。
それは「サプライズ」の定義です。

本当の「サプライズ」とは

愛情を表現する事に慣れている欧米人男性。 とにかく毎日「愛」を囁いています。
この世の中で一番大事なものは、「愛」と言わんばかりに情熱的です。
(しかし、一方で冷めるのも早い?!)

彼らにとっては、それは日常で当たり前の事。
つまり、女性側からしてみれば、日頃からパートナーの「愛」を感じているわけですから、 特別な日には「特別な事」がないと、物足りないのです(笑)

日本はどうでしょう。
日常的に愛を囁き合うなんて、付き合い始めの頃だけではないでしょうか?
そのうち「一緒にいる事」が当たり前となり、新鮮味が薄れていく。

これが日本の「日常」なんですよね。
「言わなくてもわかるだろう。こうして一緒にいる事自体が既に「愛」なんだから」 この考え方、私は嫌いではありません。
一緒に居るからこその空気感なので、そう思える事も素晴らしい事です。

しかし、問題はここから。
その「言わなくてもわかるだろう」から、いざ「言わなくてはならない場面」になると、 これがなかなか言えないのです。
そして、その「言わなくてはならない場面」を「特別なこと」として演出しなければならないと思ってしまうのです。
俗にいう「サプライズ」ですね。

冒頭に挙げた知人も、どうやって奥様にプレゼントを渡せばいいのか。 どんな「サプライズ」をすればいいのか悩んでいました。
「特別な場面」を用意して驚かせて、喜ばせてあげること。
「サプライズ」をこう思っている人が多いのです。
それも間違いではないと思います。
しかし、愛情表現すら苦手な日本人男性には、かなりの勇気が必要なはずです。

誰でもリチャード・ギアになれる!

先ほどの知人男性に対して、私からのアドバイスは 「ごく普通の生活、日常の中で”はい”って渡したらいかがでしょうか」です。

勘の良い方ならおわかりかと思いますが、私たち日本人は、日常の中で、はっきりした愛情表現をほとんどしません。
ですので、一番のサプライズは「日常の中」にあるのです。

有名な高級レストランに行けば、「何かあるかも」って思ってしまいます。
レストランに行くことがプレゼントなら、それも喜ばれるかと思いますが、 こんな時も、何気にふらっと出かけた(日常的な)先に、実は・・・となるからサプライズなのです。
こういったサプライズは交際クラブ、デートクラブでも喜ばれることは多いでしょう。

最初から「記念日だから行こう」というのは、普段から記念日などにそうしてる方だから決まるセリフで、 こんなセリフをいきなり言うなれば、むしろ得体の知れない疑惑の視線を浴びることになるかと思います。

夕飯の片付けが終わり、奥様がほっと一息をつく。
その時に「はい、プレゼント」と。

お互い部屋着かもしれません。パジャマかもしれません。すっぴんかもしれません(笑) しかし、この、何気ない日常の中で、突然渡されたプレゼントは、まさに意表を突いたサプライズなのです!

現代のシンデレラ物語といわれた「プリティーウーマン」 なぜ、世の中の女性を魅了したのでしょう?

それは、ハリウッドの高級ブティックで洋服を買ってもらえることでもなく、ドレスを着てオペラを観劇することでもなく・・・
どちらかと言えばボロボロのアパートの非常階段を駆け上がり、紳士のリチャード・ギアが、ジュリア・ロバーツが日常を過ごしていた場所へ迎えに来たあのラストシーンなのです!

特別な場面は必要ありません。
「愛」は形ではなく「気持ち」だからです。
それをデートクラブ、交際クラブでも実践してみてください。

ちょっとだけ番外編

普段行っていない事を突然すると、 「なによ、いきなり!」
「急にどうしたの?」
「やだ、気持ち悪い?」など・・・
このような言葉が爆弾のごとく飛んでくるかも知れません。
そんな時は、静かにこう言ってみて下さい。
「ただ、そうしたかっただけ。」
Good luck!

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